第3回北海道
2002年

6月1日「土」
敦賀港23時30分発。フェリーの中で愛知県豊橋から来られた七原さんご夫婦に出会う。

色々と北海道に着いてからの事を話すうちに宿泊する宿の話になり偶然にも同じペンションに「日にちは違う」泊まると聞きびっくりする。

フェリーでの出会いも女同士で偶然風呂で偶々声を掛けたのが始まりで余ほどご縁があると思い数日後に知床で会いましょうと約束する。

小樽港翌日2日20時30分着すぐに今夜の宿パコジュニアに向かう港から約5分の所だ、もう3回目で勝手のわかった道だ。

宿の横にある駐車場に車を止めてフロントへ部屋のキーをもらって、ここも勝手の分かった所一階突き当たりの「ハンディーキャップルーム」。

早速風呂に入りフェリーの疲れを取る、さあー明日は今回の一番距離があるコースだ、明日の行程を調べる、午後11時ベッドに入る。
6月3日「月」
8時40分宿を後にした、直に札幌道に入る、車はまばらで凄く空いた札幌南で下りてR274に入る夕張紅葉山でR274は右折れ。

これから清水町迄は山道ばかり紅葉山から小1時間で日高町に着く、道の駅でトイレ休憩をとる。

昼にはまだ早いので帯広、あたりと計算して走る、いよいよ石勝樹海道路に入るここはトンネルと樹海ばかりの道だ。

今度は1時間強で清水町を通過する、清水町から右折れしてR38を行く昼食をと思い。

いい店を物色しながら音更も通過して中々いい店が見当たらないで、町外れのそば屋に入る。

昼食に有りついたのは午後1時半をまわったとこだった、午後2時過ぎ出発。

道は直線が続き走りやすい、ついスピードが出てしまう、突然サイレンが鳴り響き。

赤いランプがきりきりと回り!すわ〜スピード違反?と思いスピードを落とす。

付近に人影がない、後ろを走ってきた軽自動車の女の人が此方を見て笑いながら追い越していった。

音別町を過ぎて白糠町の手前でガソリンの補給にスタンド立ち寄る、そして先程のサイレンの事を聞くと、

「地元では良く知っている、あれは脅しですよ!」と言われて、女の人が笑いながら行ったのが良くわかった。

スタンドでホクレンの地図を貰い鶴居町役場の道順を聞く、釧路飛行場を抜けて釧路湿原に着く。

延々と続く湿原に自然の驚異に見惚れる。その後今夜の宿に着く。
6月4日「火」
9時出発、今日もいい天気だ、弟子屈から摩周湖へ。

一度は来て見たかった摩周湖は本当に神秘的だ、あんなにいい天気だったのが5分とたたないうちに、

湖面にガスがかかり小島が見えなくなる、と思ったら直に引いてゆく刻々と変る摩周湖を後にして屈斜路湖に向かう。

屈斜路湖は白鳥のボートがあったがまだ誰も乗っている人はいない、弟子屈に戻り昼食をペンションのオーナーの弟さんが

シェフのレストランで昼食を取る焼きたてのパンがついたランチは美味しかった。

弟子屈から別海へは真っ直ぐな道が延々と続く田園風景の中を走る。厚床からT字路を左へ

「右は厚岸」R44を東へ少し走ると道の駅「スワン」に着く。

此処は丹頂鶴の飛来地、時期的に鶴はいないが綺麗な湖の景色が広がる、そこを出ると10分程で

根室に着くが時間が早いので先に納沙布岬へ行く。根室市内の少しややこしい道を抜けて少し行くとプロペラみたいな風車が沢山たっている。

行きは南岸を行き帰りは北岸を行くことにする、とうとう最東端に着く。

展望所と言う塔に上がる、ここは笹川良一がたてたそうだが料金「8百円は少々高い」の割には

古ぼけた何にも無い所で、ぼったくり?のようだった、風が出てきたので最東端の碑の写真とって早々に引き上げる。

今夜の宿エクハシの宿に着く。ペンションと新築の旅館が隣接していて地元でも料理で有名な処。

今夜のご馳走は楽しみだ、部屋は和室だが一応バリアフリーにしてある。

部屋にベッドを置いてもらう風呂も真新しく手すりも付いている、貸切にして貰う。

料理は、 すご〜い、毛蟹、たらばがに、造りはホタテ、うに、ぼたんえび、いか、焼き物は根ほっけで油が凄くのっている。

ウニの釜飯も底までたっぷりと、ウニが入っていた。毛蟹の味噌汁と食べ切れない。

朝食はホタテといかと、ウニの刺身が大皿に、ほっけと、いかの焼き物、だし巻き、ホタテの味噌汁。

その後にデザートにコーヒーとオーナーが焼いた焼き立てのケーキが出た、とてもお腹に入らないと辞退した。

すると帰り際に車の中ででも食べなさいと全部包んで貰った、北海道3年間連続で通って一押しの旅館だった。
6月5日「水」
9時出発、本別からR244を北上する標津から野付半島へ天気はいいが風が強い。

両側が海で国後島が近くに見える、標津町に戻りシャケ博物館へ。

近代的な建物で真新しい千歳よりも大分広い、羅臼迄は海岸線を右に国後島を見ながら快適なドライブ。

羅臼の宿まるみ、を右に見てすぐに左に道の駅羅臼を過ぎて左折れ、さあ〜いよいよ羅臼峠へ九十九折の道を登って行く。

まだ残雪が所々に見られる。頂上付近で多い所には1メーター位は残っていた。

半そでシャツでは少し寒い位だ、宇登呂までは下りばかりだ。

宇登呂の手前で知床五湖方面へ入る途中からは舗装の無いがたがた道だ、何処まで行けるか。

帰ってくるバイクの若者に聞くととても車椅子では無理。

ましてやカムイワッカの湯滝までは沢登りをしないと行けないと聞き引き返すことにする。

帰り道エゾシカが彼方此方に見られた。今夜の宿、夕陽の当たる家、に着く。

今夜は昨夜のような期待は出来ない。

本当にホテルの名の通りオホーツクに沈む夕陽は一見の値打ちあり。
6月6日「木」
天気は快晴だ、さあ〜いよいよ今日はフェリー内で約束した七原さんご夫妻と知床観光船で会う日。

楽しみだ!上手く会えるかな、早速宇登呂港へ行く。出航20分前早速乗船券を買いかもめの餌さも忘れずに、乗り込む。

桟橋は階段を10段程登らなければいけない、車椅子は船員さんが乗せてくれるが78kgの巨体は二本の足で運ぶ。

やっとのおもいで乗船、額から汗が吹き出てくる、暑い〜!一息入れて水分補給をすると直ぐに出航だ。

かもめが船に纏わりつくように付いて来る餌を投げると上手くキャッチする、カムイワッカの湯滝を見て引き返す。

下船して七原さんを探すが車が見当たらない、矢張り駄目かと思っていると,向こうのほうからご夫婦の姿が見える。

こんな所で良く再会出来たものだと思う、又会うと約束して11時に港を出発してオシンコシンの滝に向かう。

15分ほどで着く。雪解けか、凄い水量だ、マイナスイオンを十分に吸い込み写真を撮って次ぎへ。

R334で斜里町から東藻琴へ芝桜はもう遅いと聞いていたが一分の望みをかけて行く。

矢張り遠くから見える斜面はないが、売店付近の一角に写真を撮る分が残っていた、ラッキー!

R334に戻り美幌、女満別からカンポの宿網走に到着。
6月7日「金」
網走から能取岬周る、まだ所々舗装の無い、がたがた道だったR244に戻り北上する。

サロマ湖から上湧別のチューリップ園に行くがここも遅すぎた、オホーツクに沿って北上、紋別に着く。

ガチンコ船を見てオホーツク資料館へクリオネを見る、とても可愛いい。

昼食を地元の美味しい店をホテルの雑誌で調べおいた所を探すが見つからない。

ガソリンスタンドで燃料の補給とその店を聞いて見る、「ここから直ぐですよ」

と向いを指差して、「あれ〜」目の前にあったのだった、地魚とうに丼をいただく。

隣は同じ店の魚屋さんで、茹でたての毛蟹を買う。紋別からR273で滝上芝桜ケ丘公園へ、ここも遅すぎた。

完全に終っていた!あきらめて今夜の宿、層雲峡に向う、2日前にオープンしたばかりの新しいホテルだ、花の時期を犠牲にして予約をとった処。

期待して行く、何もかもが新しい匂いがする、料理も楽しみだ。お風呂も大浴場はかなり広くバリアフリー化している、浴場用の車椅子も

常備している。風呂を上がり待望の夕食だ、食堂へいくと沢山の人達が入り口で群がっている。

6時に時間予約なのに何故だろう?他の人に聞くと5時の人もまだ料理がでてない5時半の人はまだ中に入れない状態という事だった。

レストランの段取り悪い、6時の食事が食べて出るともう9時だった、支配人が食堂の入り口で一人一人に謝っていた。
6月8日「金」
さあ〜今日はフェリーに乗る日だ、小樽へ出発!時間が有るので旭川から

富良野を周って帰ろう、上川〜当麻〜旭川〜美瑛〜富良野に入るがラベンダーは一寸早すぎでまだ真っ青「若葉の状態」。

今回はよくよく花に縁が無い、富良野から夕張R247で札幌に札幌北ICから高速で小樽へ、港、近くの新南小樽市場へ。

目指すは塩ウニ1Kg買う、車を小樽お運河の倉庫街に置いて運河を散策する、11時半小樽に別れを告げる。

         以上






ウトロ港(知床)

カムイワッカの滝

日本海の夕陽(フェリー船上)

能取岬

オホーツクの夕陽(ウトロのホテルにて)

硫黄山

平和の塔(納沙布岬)

標津サーモンパーク

羅臼峠

知床遊覧





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